「相本商店」と聞いてすぐに思い浮かべるのはラジオワイド番組だと思います。平成8年から12年間も毎日放送していましたので、みなさんの印象に残っているのも当然です。
でも元をたどれば、我がご先祖が小松から高岡に出てきて始めた石鹸雑貨卸問屋の名前なのです。曽祖父から父まで、明治初期から昭和37年まで90年間にわたって、高岡市の山町のひとつ御馬出町(おんまだし)で呉西一円を商圏にして店を営んでいました。
今回、フリーアナウンサーとしての出発にあたりホームページのタイトルに
「相本商店」の名をつけることを決めたのは、今でも御馬出町の年配の方から「あんたんとこの、じいちゃんには、よう叱られたもんや」と言われたり、店をたたんでから50年近くも経つのに当時の従業員の方々と今でも親交があったりと、祖父や父が、いかに地域と仕事に精を出していたかを思い知らされたからです。
石鹸問屋・ラジオ番組・HPと形は変わりますが、こらからも故郷を大切に、仕事に精を出してまいります。どうぞ、ご贔屓に!
* 高岡市博物館の展示品に「新案 高岡商店双六」があります。
双六の形を借りた店舗紹介で、今で言えば「タウン情報誌」でしょうか。
ここに、「①セッケンヤ 相本半七郎商店」とあるのが、祖父の時代、大正初期の「相本商店」です。